スゲーよ!スーパーチャージャー!

2005年の年の瀬。某Tさんが乗り換えの為、稀少なスーパーチャージャー付DWを
手放すとの事で「とにかく動けばイイから安い車欲しい」と言う知人の依頼に便乗し
仲介役を買って出た。数日間のやりとりを経てめでたく引き取る事になりましたが…


世の中はクリスマスイブで浮かれまくっているこの日に
引き渡し指定場所となった某SABに千葉組♂3人で赴く。
d氏の通勤用軽貨物車は♂臭さ満載・・・イブだというのに。

東京を縦断してガレージにお持ち帰りする道中、前からスーチャーの動作音
後ろからスポチュンのコモリ音に包まれ、千葉に着いた頃にはもう限界(笑)。
片道100km弱の道程が「東京〜大阪」往復にも思える疲労感。これには
Tさんの奥様も呆れたそうで少し納得。そしてこれが不幸の始まり・・・

画像をクリックすると動画再生。音量に注意!

引き渡される際にTさんから言われたのだが
スーチャーの動作音がスゲー!驚いた!

年が明けて依頼主にスーチャー号を見せに行ったのだが
開口一番「スゲー!ウルセー!こいつはちょっと勘弁・・・」
おいおい。おいらが立て替えてた金はどうしてくれるのだ?

時は新年会真っ盛り。ドタキャンの彼を恨んでも仕方ないので
酒の席の身近な所で欲しがる人を探す。職場の女史が一瞬
手を挙げかけたのだが、同様の理由でまたまた却下。


そんなやりとりを端で見ていた某氏が「信用か?金か?」の名言を
引っ提げ、「スーチャーだけなら引き受けますが。何か?」と余裕の発言。


騒音の元を断てば受け入れ先があるかも。と、考え
スゲー高飛車な要求を受け入れ早速作業開始!


吸気周りを外すと見えなかったヘッド上とご対面。
ココまでしないとオイル注入口に辿り着けない。


エアコンとパワステユニットを通るベルトを専用の物に交換し
スーチャーのコンプレッサーを回すのでテンションプーリーも
当然専用品。周辺のパイプも専用品なので慎重にバラす。


エキマニと共締めされているステーを外すとようやく
スーチャー本体を取り出せる。スーチャー本体は
イートン製なのだそうだ。この騒音に耐えられる
アメリカ人ってスゲーおおらかな人達と感心する。


スーチャー内部の動きをアニメGIFで作ってみた。
並んだ2本の太いギアのような物が噛み合うように
くるくる回り、容積が変わる事で過給するという物。


吸気経路の途中にアクチュエータとバルブがある。
過給圧制御の為なのだろうか?このキットの
標準過給圧は0.2kg/cm2なのだそうだ。

後日知ったが、この手のスーチャーはアイドリング時でも
過給してしまい空燃比が狂ってしまうためバイパス経路を
設けてアイドリング時の過給を抑制するのだそうです。


エアコンとパワステの専用パイプも無事確保。
予備のパワステポンプが手元にあったので
今回はポンプごと取り外す。


こちらインパネ下を這い回るケーブルとサブコン。
低過給圧の上、燃料系に手を加えない設計なので
点火時期の調整を行っているだけと思われる。
過給圧を測る圧力センサはFDと同じ物でした。


今までDWを弄ってきたスキルの集大成とも
思える作業を経て走れる仕様に戻る。
当たり前ですが、スゲー静か。

暫く乗って思った。低回転からモリモリ来るトルク感はスゲーの一言。
ただクリープが弱いヘタったATではなく、是非MTで乗ってみたかった。
ところでATだとアクセル抜き回転落ちた時は動作音が静かになるが
MTだとスゲーのだろうか?でも私は静かなターボ仕様で十分です。

Special Thanks
いーの氏@yoshipii
dankichi